平成21年8月 第2369号(8月5日)
■研究費は過去最高
文科省がまとめる産学連携の実施状況
文部科学省はこのほど、大学等における平成20年度の産学連携等の実施状況調査をまとめた。
産学連携等施策の企画・立案に反映させることを目的として毎年実施している。結果概要は次の通り。
A「共同研究件数」は1万7638件となり、前年度に比べて1427件(9%)増加。また、「研究費総額」は約438億円と、前年度に比べて約37億円(9%)増加し、過去最高となった。
B「受託研究件数」は1万9201件となり、前年度に比べて676件(4%)増加し、「研究費総額」は約1700億円と、前年度に比べて約93億円(6%)増加し、過去最高となった。
C「発明届出件数」は9529件となり、前年度に比べて91件(1%)の増加となった。
D「特許出願件数」は国内・外国出願合わせて9435件と、昨年度に比べて434件(4%)減少した。「国内出願件数」は98件(1%)増加したが、「外国出願件数」は532件(18%)の減少となっている。
E「特許権の実施件数」は5306件となり、前年度に比べて916件(21%)の増加となった。「特許権の実施料収入額」は約9.9億円と、前年度に比べて約2.1億円(27%)増加し、「その他知財実施料収入」と合算すると約24億円となり前年度に比べて約5.3億円(28%)の増加となっている。
F「国立大学等における寄附金収入」は約818億円となり、前年度に比べて約59億円(9%)の増加となった。