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平成21年8月 第2369号(8月5日)

高等教育改革委
  学術会議
  分野別質保証の検討状況
  D私大の質向上E報告書の活用検討

 日本私立大学団体連合会(白井克彦会長)は、去る7月22日、東京、市ヶ谷の私学会館別館会議室において、第2回高等教育改革委員会を開いた。
 始めに、文科省から審議依頼した日本学術会議の「大学教育の分野別質保証の在り方検討委員会」(委員長=北原和夫国際基督教大学教養学部教授)の検討状況を、北原委員長のほか拒c敏明副委員長等が説明した。同委員会では、新たに「質保証枠組み検討分科会」を設置して、分野別の教育課程編成上の参照基準の作成へ向けた検討を行っており、その経過を述べた上で意見交換した。
 次に、中央教育審議会の審議動向として、大学分科会の「中長期的な大学教育の在り方に関する第一次報告」について、文科省高等教育局の榎本 剛高等教育政策室長が説明し、多岐にわたる今後の議論の方向等について協議した。
 また、報告事項では、同私大団体連が同団体連傘下の私立大学へのアンケートをもとに取りまとめた「私立大学における教育の質向上〜わが国を支える多様な人材育成のために〜」(報告書)の取り扱いについて、文科省をはじめ各方面に周知し(同日、「全私立大学共同アンケート・『日本版エラスムス計画』の策定も視野〜学士課程教育、一層の『質の向上』めざす〜」と題しての同報告書のプレスリリースを文科省詰めのメディア各社に届けた)、今後の具体的な施策を同委員会で検討していく。(同報告書の概要は3面に掲載)
 また、中教審のキャリア教育・職業教育特別部会の取りまとめた「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について」(審議経過報告(案))の報告も行われた。

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