平成21年7月 第2367号(7月15日)
■専門教育の充実などを議論
技術者教育の協力者会議
去る6月29日、東京一ツ橋の学術総合センターにおいて、大学における実践的な技術者教育のあり方に関する協力者会議(第1回)が開催された。
同会議は、質の高い技術者養成に対する、社会・産業界からのニーズの高まりや、国際的通用性の確保の要請等、我が国の技術者教育をめぐる状況を踏まえ、大学における技術者教育のあり方について調査研究を行い、技術者養成の一層の充実を図ることを目的としている。
同会議の座長には、熊本大学の谷口 功学長が選出された。
検討課題としては、@技術者として共通的に身に付けるべき基本的な資質・能力の育成方策について、A専門教育の充実のための教育内容・方法や教育体制のあり方について、B国際性を踏まえた技術者教育の質の確保方策について、C技術者教育の充実に向けた支援方策について、を主軸に議論される。
教育体制についてはFDを推進し、また今後、国際基準、分野別評価の導入を視野に、日本技術者教育認定機構からのヒアリングも踏まえ、システム構築の面についても検討がなされる。