平成21年7月 第2367号（7月15日）
■文科省
戦略的大学連携３８件選定
総合的連携２５件・質保証特化１３件
文部科学省は、このほど平成21年度「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」の選定結果を公表した。
この事業は、国公私立大学間の積極的な連携を推進し、各大学における教育研究資源を有効活用することによって、当該地域の知の拠点として、教育研究水準のさらなる高度化、教育活動の質保証、個性・特色の明確化に伴う機能別分化の促進と相互補完、大学運営基盤の強化等とともに、地域と一体となった人材育成の推進を図ることを目的としている。
この事業には、①「総合的連携型」（教育の質保証に向けた取組や大学等と地域が一体となった人材育成に資する取組など大学等間で幅広い連携取組を展開するもの）と、②「質保証特化型」（分野・形態に応じた大学等間連合による教育の質保証のために実効性あるシステムを構築するもの〈機能別・分野別のコンソーシアム体〉）の二つがあり、一つの大学が申請できる件数は、①が2件までで①と②合わせて3件までとなっている。
申請状況は、①が延べ151校、②が延べ60校であり、同プログラム選定委員会（北原保雄委員長）で審査の結果、①25件、②13件が選定された。
