平成21年7月 第2366号(7月8日)
■テロ・犯罪対策研究で採択
安全・安心科技プロジェクト
文科省は、このたび、平成21年度「安全・安心科学技術プロジェクト」の採択課題を決定し、公表した。
安全・安心科学技術プロジェクトは、文科省が平成19年度から開始した提案公募型の研究開発事業。国民生活の安全・安心の確保に関する重要課題を解決するための研究開発を通じて、国家安全保障、国民生活の安全・安心確保へ貢献するとともに、安全・安心に資する科学技術推進のための拠点の整備、関連研究者等のネットワークの構築を図ることを目的としている。
公募対象は【テロ・犯罪対策等に係る研究開発】液体爆発物・危険物検知技術の開発。これに対して、応募件数が八件、ヒアリング実施件数が3件。
採択課題は「NIR容器内液体爆発物検知技術の実用化」(責任機関:大阪大学、参画機関:株式会社クボタ、研究代表者:糸棟G夫)の1件。
なお、同プロジェクトについて、平成21年度の予算額は5億3800万円、実施期間は最長3年間で、大学、独立行政法人、民間、その他研究能力を有し、文科省と委託契約を締結することができる国内機関が対象となっている。