平成21年7月 第2366号(7月8日)
■次代に向けた人材養成と健全経営
福祉系大学経営者協を開催
去る6月29日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷で、福祉系大学経営者協議会(会長=長尾立子日本社会事業大学理事長)は、設立総会を開催した。
同協議会は、これからの社会が必要とするソーシャルワーカーの社会的認知度向上、待遇改善に向け、その質の向上を促す教育を施す福祉系大学の努力を示していく。福祉・介護人材を取り巻く厳しい環境の中、質の高い人材養成のために、福祉系大学の経営や教育・研究の在り方等について協議し、健全な運営を推進するために、連携・協力体制を築く。
総会で会長に選出された日本社会事業大学の長尾理事長は、「福祉系大学がその存在を高め、人材養成等新たな課題に取り組んでいくことこそ社会的に有意義」であると挨拶を述べた。また、日本福祉大学の渡辺照男理事長が会長代行に選ばれた。同協議会は現在11大学が加盟しているが、同協議会が同日に発した声明では、「福祉系大学経営者協議会は社会福祉の向上を志す大学経営者に開かれたものであり、意欲のある方の参加を歓迎します」としている。