平成21年6月 第2361号(6月3日)
■修学旅行の中止延期2割
新型インフル発生による影響調査
文部科学省は、この度、「新型インフルエンザ発生による国内修学旅行の中止又は延期の状況及びキャンセル料負担状況等の調査結果」について公表。修学旅行を予定していた学校の約2割が「中止又は延期」していたことが分かった。
調査は、公立の小学校、中学校、高等学校及び中等教育学校を対象に行われたもので、5月〜6月中の実施学校数1万3744校のうち、1万2746校の実施状況が判明した。詳細は、次の通り。
「中止又は延期」=2594校(20.4%)、「検討中」=1089校(8.5%)、「中止又は延期せず」=9063校(71.1%)。
「中止又は延期」と回答した2594校を学校種別にみると、小学校=1251校、中学校=1298校、高等学校=44校となっている。また、「中止又は延期」と回答した2594校のうち、181校(7.0%)で、キャンセル料が発生しており、その内訳は、保護者負担=28校、自治体負担=45校、調整中=108校となっている。
地域別の実施状況を見ると、「中止又は延期」と回答した学校の割合は、近畿ブロックで35.7%(691校)と最も高く、東海ブロック=35.6%(456校)、四国ブロック=34.9%(313校)、中国ブロック=23.7%(285校)、関東ブロック=16.2%(652校)、信越ブロック=12.2%(70校)と続いている。