平成21年6月　第2361号（6月3日）

■学生支援の多様なニーズに対応
　 作業部会　学生支援ＷＧが初会合

　中教審大学分科会の作業部会に置かれた「学生支援検討ワーキンググループ」（以下、ＷＧ）の第１回会合が６月１日、文科省内会議室で開かれた。
　同ＷＧは、作業部会に設置された１３のＷＧの一つで、少子高齢化社会の進展や経済・雇用情勢等の教育を取り巻く社会の変化から、学生の履修指導や就職支援、経済的支援、薬物乱用問題などの喫緊の課題への支援など、社会や学生からの多様なニーズが求められており、これらのニーズを踏まえた学生支援・学習環境整備を実現するための方策の在り方について、関連のデータ分析、論点整理などを行うことにしている。
　当面の審議事項として、▽学生支援・学習環境整備の意義・必要性、▽大学教育における学生支援・学習環境に係る質保証、▽学生生活の場として大学に求められる機能、▽大学で学生が身につけるべき社会人としての基盤づくりに資する学生支援の在り方、▽多様なニーズに対応する大学教育を実現するための学生の修学支援、学生相談、就職支援、経済的支援等の総合的な学生支援の在り方、▽学生生活における喫緊の課題に対する大学等の指導・支援体制の在り方などが示され、意見交換が行われた。