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平成21年6月 第2361号(6月3日)

20年度決算・21年度予算案を承認
  代表に白井克彦氏を選出

 全私学連合は、去る5月28日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷で、第264回代表者会議を開催し、安西祐一郎前代表の退任に伴い、新代表として日本私立大学団体連合会会長の白井克彦氏(早稲田大学総長)の選出が全会一致で承認した。
 就任に当たり白井代表は「私学を取り巻く環境は厳しい。小学校から大学まで波のように厳しさが押し寄せている。しかし、平成21年度補正予算を見ても教育の大半を担っている私学への気配りが乏しい。私学が果たしている役割を、社会に訴える努力を怠ってはならない。また、国会議員にも理解を求めていかなければならない」などと抱負を述べた。
 次に、新たに同連合の代表者会議員に就任した納谷廣美明治大学大学長が紹介されるとともに、同連合の規約の一部改正が提案・了承された。
 協議では、「平成20年度収支決算報告」及び「平成21年度予算(案)」が小出秀文事務局長から提案説明され、協議の上、承認された。
 引き続き、文部科学省高等教育局の河村潤子私学部長が招かれて「私学を取り巻く諸情勢」について報告した。
 河村私学部長は、塩谷プラン(教育安心社会の実現に関する懇談会)〈別掲参照〉、教育安心社会の実現に向けた、教育再生懇談会・安心社会実現会議・経済財政諮問会議等の審議動向などを概説するとともに、幼児教育無償化、授業料滞納等の状況、さらに、中教審の審議状況や新型インフルエンザ対策などについて報告した。

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