平成21年5月 第2360号(5月27日)
■研究課題・計画は就職支援中心
第1回 就職委員会を開催
日本私立大学協会(大沼淳会長)は、去る5月11日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷において、平成21年度第1回(通算第224回)就職委員会(担当理事=大橋秀雄工学院大学理事長、委員長=浦田雄司日本福祉大学キャリア開発部次長)を開催した。
議事に先立って、新任の委員の紹介があり、浜野道敏委員(北海学園大学就職課長)、柴田則夫委員(国士舘大学キャリア形成支援センター事務部長)、北村一夫委員(京都女子大学進路・就職部長)、濱田徹也委員(摂南大学就職課長)、矢冨 徹委員(熊本学園大学就職部長)の五氏が紹介され、拍手で迎えられた。
次に、文部科学省高等教育局学生・留学生課の市川裕千係長が招かれて、平成21年度「大学教育・学生支援推進事業」について説明した。
報告事項では、事務局の岡田 誠業務部長より私立大学を取り巻く諸情勢が報告された。また、退任された委員の報告もあり、そのうち林 照康氏(京都女子大学進路・就職部長)については、通算10年間にわたり委員会活動に貢献されたことから、規定により感謝状と記念品が贈られることになった。
そのほか、日本私立大学団体連合会の「就職問題委員会」委員として、本荘栄二委員(近畿大学キャリアセンター事務長)が選任されたこと、さらに、学生の就職指導問題に関する前回委員会後の検討動向について、@公明党・学生就職問題プロジェクト・チームの内定取消し問題について大学団体からのヒアリング(3月5日)、A就職問題に関する文科大臣と関係者の意見交換(3月12日)、B私大団体連第1回就職問題委員会(5月12日)、C第1回「全国就職指導ガイダンス」(6月予定)などが報告された。
研究・協議事項に移り、学生の就職指導について中間総括として、厳しい状況や各大学で取り組んでいる「就職指導」「キャリア教育」などが各委員から述べられた後、今後の研究課題・計画については、三つの小委員会(@中長期的な就職指導のあり方に関する小委、A就職支援ならびに情報化対策等に関する小委、B就職指導要領改訂に関する小委)の設置と委員の担当割が提案され、了承された。なお、Bについては、「ゆたかな未来を求めて―就職指導要領―」として改訂作業に入り、22年秋を目途に進めることになった。
そのほか、日本就職情報出版懇話会会員各社との意見交換連絡会議を来春1月に予定している。