平成21年5月 第2360号(5月27日)
■神奈川大・早稲田大
人文学 社会科学 共同研究拠点に2校
文部科学省は、平成21年度「人文学及び社会科学における共同研究拠点の整備の推進事業」の採択拠点をこのほど決定した。
このたび、7大学の申請から次の2件を採択した。(カッコ内は拠点名、拠点代表者、研究分野の順)
▽神奈川大学(国際常民文化研究機構、佐野賢治、文化人類学・民俗学)=漁業制度調査による史資料二五万点を含む膨大な資料と庶民の生活文化を調査・研究した21世紀COEプログラム等による研究実績が蓄積されている。こうした基盤の上に具体的な計画がなされており、一定の研究者コミュニティの規模もあり、民俗学を中心とする共同研究拠点としての発展が期待される。
▽早稲田大学(演劇映像学連携研究拠点、竹本幹夫、人文学、芸術学、芸術学・芸術史・芸術一般)=学外演劇研究者・演劇研究諸機関と演劇及び映像をテーマとする共同研究を行い、21世紀COEプログラム等により充分な研究実績が蓄積されており、豊富な学術資料やデータベースを有している。
研究計画も具体的で、実現の可能性があり、他分野との共同による研究等により充実した共同研究拠点を形成する可能性が高い。