平成21年5月　第2359号（5月20日）

■確かな教育と堅実な経営を
　 奈良大創立40周年記念式典

　学校法人奈良大学（市川良哉理事長）は、去る5月10日、大学創立40周年の記念式典と祝賀会を、奈良市春日野町の奈良県新公会堂で挙行した。
　式典は、学園内外関係者のほか、教育機関や財界、官公庁などから約430人が出席。雅楽研究会による雅楽演奏の披露の後、式辞として市川理事長が学園の歴史を紹介するとともに「少子化が進み、私立大学を取り巻く環境は厳しくなるが、確かな教育と堅実な経営の実現に努力し、時代や社会のニーズに応えていきたい」と抱負を語った。
　また、奥田善則奈良県副知事、日本私立大学協会の小出秀文事務局長と、学術教育交流協定締結校の韓国・韓瑞大学校の咸基善総長が祝辞を述べたほか、韓国伝統文化学校の李鍾哲総長、中国・蘇州科技学院の黄勇副院長ら多数の来賓が、40年の節目を祝った。
　式典後に開催された祝賀会では、奈良大学ウインドオーケストラの演奏や合唱団のコーラス、附属高校の生徒らによるチアリーディングが会場を盛り上げる中、石原　潤学長のあいさつや鏡割りなどが行われ、賑やかなうちに幕を閉じた。
　同大は、昭和44年に開学。現在、2学部6学科と通信教育部1学科を擁し、卒業生は約19,000人にのぼる。40周年を記念したさまざまな事業や催しが企画されており、今後さらなる躍進が期待される。