平成21年5月 第2358号(5月13日)
■初年次教育実施率は97%
国立教育政策研究所の調査まとまる
国立教育政策研究所は、このたび「大学における初年次教育に関する調査」の報告書を刊行した。初年次教育は、高校から大学への円滑な移行を目的とした総合的な教育プログラムであり、大学における学習成果を高めることが期待されている。同報告書は、平成19年12月に国公立私立大学全学部を対象に行った調査(回答学部数は1419)の結果を取りまとめたもの。
初年次教育の実施率は、96.9%。領域別にみると、「オリエンテーション」、「情報リテラシー」、「スタディ・スキル系」が九割以上の学部で実施されている。一方で、「自校教育」の実施は、半数以下にとどまっている。