平成21年4月 第2357号(4月22日)
■私大生初年度は131万円
学生納付金等調査まとめる
文部科学省は、「私立大学等の平成20年度入学者に係る学生納付金等調査」について、調査結果を公表した。調査は、私立大学等における初年度学生納付金についてまとめたもので、入学定員に応じて平均し一人当たりの納付金額を算出している。平成20年度においては、大学約131万円、短期大学約113万円となっている。( )内は、対前年度増減率。
平成20年度の初年度学生納付金平均額は、【大学】130万9061円(0.8%増)、【短期大学】112万9759円(1.7%増)、【高等専門学校】64万274円(2.5%増)、【博士前期課程】107万5156円(0.8%増)、【博士後期課程】96万9743円(0.6%減)、【専門職学位課程】155万1845円(1.4%減)。
内訳は、【大学】授業料=84万8178円(1.6%増)、入学料=27万3602円(0.0%)、施設設備費=18万7281円(1.6%減)。【短期大学】授業料=68万7240円(2.2%増)、入学料=25万4949円(0.7%増)、施設設備費=18万7570万円(1.1%増)。【高等専門学校】授業料=37万1832円(1.3%増)、入学料=16万4421万円(1.6%増)、施設設備費=10万4021円(8.2%増)。【博士前期課程】授業料=72万2344円(1.4%増)、入学料=24万477円(0.1%減)、施設設備費=11万2334円(1.2%減)。【博士後期課程】授業料=61万204円(0.3%増)、入学料=23万5399円(1.3%減)、施設設備費=12万四140円(3.6%減)。【専門職学位課程】授業料=116万8412円(2.2%減)、入学料=24万6122円(0.5%減)、施設設備費=13万7312円(4.5%増)。
大学と短期大学の学生納付金平均額を学部・学科別にみると、大学では、医学部(保健学科を除く)が514万9584万円と最も高く、神・仏教学部系が最低の112万6430円であった。短期大学では、芸術系が133万7082万円(2.8%減)と最も高く、教・保育系が最低の108万2725五円(1.1%増)であった。
なお、調査学校数は、私立大学560大学、私立短期大学357大学、私立高等専門学校3校、博士前期課程408大学、博士後期課程294大学、専門職学位課程70大学。