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平成21年4月 第2355号(4月8日)

53大学「認定」、5大学「保留」
  評価機構20年度 認証評価結果を公表

 (財)日本高等教育評価機構(佐藤登志郎理事長)は、去る3月27日、文部科学省内で平成二十年度大学機関別認証評価の評価結果について記者発表した。 はじめに、評価結果の概要を倉 翔副理事長が説明し、詳細を伊藤敏弘評価事業部長が説明した。
 平成20年度の評価実施大学は58大学であり、「認定」は53大学(うち5大学は条件つき)、「保留」は5大学であった。
 「認定」は同機構の11の基準をすべて満たしている場合に判定し、「保留」は11の基準のうち、満たしていない基準が1つ以上あり、一定期間(原則3年)内にその基準を満たすことが可能であると判定委員会が判断した場合に判定する。
 このたび「保留」となった5大学については、『基準5、教員』において、主に「教授数が大学設置基準で定められた必要人数を満たしていない」こと、また、『基準7、管理運営』において、主に「理事の選任の仕方」「事前に評議員会の意見を聞かなければならない事項が事後承認されている」「事業計画及び収支予算が新年度が始まってから審議されている」「理事会・評議員会の審議・議決を経ずに予算が変更されている」「理事・評議員が半年以上欠員のままである」「長期間にわたって評議員会を欠席している評議員が多数いる」ことなどが改善を要する点として指摘された。
 また、「認定」された大学のうち、五大学に付された主な条件は、「理事会と評議員会の運営方法の改善」及び「予算編成の適正化」などであり、一定期間内に改善報告書の提出が求められている。

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