平成21年4月　第2354号（4月1日）

■県・大学・地域が連携
　 群馬で協議会設立

　去る3月26日、群馬会館において「ぐんま地域・大学連携協議会」（会長＝須藤賢一高崎健康福祉大学学長）の設立総会および記念講演会が開催された。
　同協議会は、地域と大学等の連携により、地域は抱える様々な課題の解決や地域活性化策に大学等の知を活かし、大学等は地域社会を教育研究の場として活かすことで特色ある教育・研究活動と地域貢献を推進することを目的としている。群馬県内のほぼ全ての大学・短期大学・専門学校（21機関）および合併予定の町村を除いた県内全ての市町村が参加している。
　講演会では、首都大学東京の西澤潤一学長が、「これからの地域と大学の連携について」と題して講演を行った。八木アンテナの共同発明者である八木秀次が学生の卒業研究をきっかけに研究を展開していった経緯等を紹介し、「大学間の連携により、共通テーマ等に集中的に取り組むことは、大学のよい歴史を築くことになる」と述べた。大学の役割等、大所高所からの多くの示唆に富んだ話に、参加者は聞き入った。