平成21年4月 第2354号(4月1日)
■中教審 質保証システム部会(第1回)開く
部会長に黒田氏(金沢工業大学学園長・総長)
去る3月24日、第五期中央教育審議会の大学分科会に新たに設置された質保証システム、大学規模・大学経営、大学行財政に関わる三つの部会のうち質保証システム部会の第1回会合が文科省内講堂で開催され、部会長に黒田壽二金沢工業大学学園長・総長が選任され、副部会長には濱田純一東京大学理事・副学長(現総長)が決まった。
会議では、事務方から大学の質保証システムの現状と課題について、これまでの主な意見のほか、設置基準・設置認可審査・認証評価の関係等が説明された上で、各委員から多くの意見が出された。「設置認可後のアフターケアと7年に一度の認証評価のギャップをどう扱うのか」「設置基準・設置認可審査・認証評価のシステムが十分に機能していないのではないか」「質保証を何のためにするのか多様化する大学の中で、わかりにくくなっているのではないか」「設置する側も審査する側もバイブルと言えるような明確な基準を持たなければいけないのではないか」など多様な意見が出され、さらに議論を深めていくことになった。
〈部会委員〉
(部会長)▽黒田壽二、(副部会長)▽濱田純一、(委員)▽安西祐一郎(慶應義塾長)、▽浦野光人((社)経済同友会副代表幹事)、▽荻上紘一((独)大学評価・学位授与機構教授)、▽有信睦弘((株)東芝顧問)、▽木村 孟((独)大学評価・学位授与機構長)、▽佐藤弘毅((学)目白学園理事長)、▽森脇道子(自由が丘産能短期大学長)、▽石田恒夫((学)石田学園理事長)、▽川嶋太津夫(神戸大学大学教育推進機構教授)、▽高祖敏明((学)上智学院理事長)、▽中西 茂(読売新聞編集委員)、▽前田早苗(千葉大学普遍教育センター教授)、▽納谷廣美(明治大学長)、▽山田礼子(同志社大学社会学部教授)