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平成21年4月 第2354号(4月1日)

21年度の事業計画予算など決める
  「質保証」アンケートの最終報告に向け協議

 日本私立大学団体連合会(安西祐一郎会長)は、去る3月26日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷において、第62回総会を開いた。
 議題のうち、(1)役員等人事について、会則により安西会長から白井克彦氏(早稲田大学総長)に交替することが提案、承認された。
 次に、(2)平成21年度事業計画案について概略が説明された。
 @私立大学の教育・研究の質的向上のための交流促進(「質保証の共同作業部会」からの提案取りまとめなど)、A高等教育政策に係わる私立大学の要請・統一見解の取りまとめ、B私立大学に対する公財政支出の在り方及び要求の策定(補助金要求と実現活動、税制改正要望と実現活動)、C私立大学における経営の充実・強化並びに管理運営の適正化の促進など。
 (3)平成21年度の収支予算案も、原案どおり承認された。
 協議事項に入り、質保証の共同作業部会における「質保証」アンケートの「最終報告」の構成案等については、昨年12月の第61回総会に「中間報告」として提出された調査の分析等を行うとともに最終報告の骨子案(大学の質保証問題の検討含む)の構成及び役割分担が示された。なお、「最終報告」は来たる5月末の定例総会に提出され、各種会議等で活用していく。
 そのほか、平成22年度の私立大学関係予算要求並びに税制改正要望の方針として、教育振興基本計画における高等教育施策の強力な推進、経済的困難者への対応策、私学振興助成法の制定趣旨の確認などのほか、税制改正要望では、寄附税制の改正、寄附金にかかる税額控除の研究などが挙げられた。
 これらの協議事項は、協議の上、承認された。

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