平成21年2月 第2347号(2月4日)
■高校では20%が持込み禁止
「学校における携帯電話等の取扱い等に関する調査」
文部科学省はこのほど、「学校における携帯電話等の取扱い等に関する調査」を実施し、その結果をまとめた。合せて「学校における携帯電話の取扱い等について」を通知した。
調査対象は、全国の公立小・中・高等学校。
(1)学校が校則等により児童生徒による学校への携帯電話の持込みを原則禁止しているか否か、(2)学校における携帯電話の取扱いをどのようにしているのか―を調査した。
また、都道府県教育委員会・市町村教育委員会で、所管学校に対する指導方針として児童・生徒による学校への携帯電話の持込み禁止等を定めているか否かも聞いた。
調査結果の主な特徴は、次の通り。
小学校では、学校への携帯電話の持込みを原則禁止としている学校が約九四%。中学校では、学校への携帯電話の持込みを原則禁止としている学校が約九九%。
高等学校では、学校への携帯電話の持込みを原則禁止としている学校が約二〇%。持込みを認めているが授業中の使用を禁止している学校が約五七%、持込みを認めているが学校内での使用を禁止している学校が約一八%。
都道府県教育委員会として、携帯電話の持込み等について指導方針を定めているのは、約五一%(二四教育委員会)だった。