平成21年2月　第2347号（2月4日）

■大阪工業大　「モノラボ」でものづくり
　 中村学園大　学生食堂「食育館」

大阪工業大　「モノラボ」でものづくり
　同大では、学生が社会に役立つ技術を体得し、やがて日本の技術力を支える中核技術者として成長し活躍できるよう、「ものづくりセンター（愛称：モノラボ）」を平成二十年五月、大宮キャンパス（大阪市旭区）に開設した。「造る」という体験を通じて人や社会に役立つ技術を体得し、ものづくりへのチャレンジができる学生のためのファクトリー。
　ガラス張りの建物の中には切削加工を行う「造形フロア」、組み立て・鋳造を行う「組立フロア」、図面や電子回路の設計ができる「設計フロア」、感性を磨く「陶芸室」が設置。競技会出場用のロボットやグライダーの製作の場としても活用されており、学部・学科の枠を超えた活動の場となっている。また、陶芸教室の開催など、地域住民にも開放している。

中村学園大　学生食堂「食育館」
　平成二十年四月オープンの学生食堂「食育館」は、「食事の自己管理能力」を養う食育推進の場。食育館に行くと料理の絵が描かれた大きなコマが目に入る。これは、農林水産省と厚生労働省による「食事バランスガイド」で、一日の食事で「何を」「どれだけ」「どのように組み合せて」食べたら良いかをわかりやすく示したもの。
　メニューは日替りの“一汁三菜”の定食を中心に選択できるレシートには食事バランスのコマが表示されており、何が不足しているのかが一目でわかる。
　学生は、食育館でとった食事のデータが蓄積され、食生活の傾向を把握できるようになっており、楽しみながら食生活について自己管理能力を高めることができる。