Home日本私立大学協会私学高等教育研究所教育学術新聞加盟大学専用サイト
教育学術オンライン

平成21年2月 第2346号(1月28日)

新しい絆を築く 広島工業大が新校舎を竣工

 平成十九年六月に着工した広島工業大学”三宅の森 Nexus21”の竣工式が、去る一月九日に行われた。新校舎は、鉄骨造、地上一〇階、建築面積六八九一平方メートル、延床面積三万六一七一平方メートルで、五九九名収容の記念ホールを始め、CAD教室、PC教室、演習室、講義室など、八〇〇〇を超える総席数を確保している。
 この校舎は、広島工業大学環境憲章に掲げる、環境保全、環境負荷低減の精神に則り、植栽帯を生かした広場の創出、地域のランドマークとしての修景に配慮するとともに、太陽光、雨水、井戸水、天然ガスなどの自然エネルギーを利用するなど、環境に優しい技術的な取組みもなされている。
 キャンパスのつつじの植栽帯を生かした広場を中心に、新講義棟と点在する校舎群、南の瀬戸の海、北の極楽寺山の森が南北の軸線上で結ばれ、大学としての一体性、拡張性が図られ「海と連なる森のキャンパス」が形成された。
 竣工式に際し、鶴 衛理事長から、「新校舎の名称、”三宅の森 Nexus21”の”Nexus”は絆(きずな)の意味です。深い緑の森に包まれた三宅の地に誕生した本学の伝統を未来に受け継ぎ、過去と未来、教職員と学生、先輩と後輩、大学と地域との新しい絆が、この新校舎から築かれることを願っています。この新校舎で、手づくりの教育を行い、二十一世紀を生き抜く知性を育みたい」との熱い想いが語られた。

Page Top