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平成21年1月 第2344号(1月14日)

学術・教育協力をテーマに
  日仏高等教育シンポジウム

 国公私立大学団体の国際交流担当委員長協議会(JACUIE)及びフランス大学学長会議の共催による第五回日仏高等教育シンポジウムが去る十二月十一日から十二日の二日間にわたり、東京・三田の慶應義塾大学において開催された。
 JACUIEは、国立大学協会、公立大学協会、私立大学団体連合会三団体の国際交流委員会の委員長により構成されており、近年増加している海外の大学団体からわが国の大学への交流の呼びかけに、国公私立大学の枠を超えて対応する組織である。これまでカナダ、オーストラリア、ドイツなどの大学団体と協力を行ってきた。
 シンポジウムには日仏の大学関係者ら約一五〇名が集まり、「日仏間の学術的・教育的協力関係のこれまでの成果と課題」と題し、両国の行政及び大学関係者が発表を行ったほか、「学生の国際的な流動性」と「教員・研究者の国際的な流動性」の二つの分科会が行われ、熱心な協議が行われた。
 二日目は、グローバル化する社会にあって、今後の日仏の高等教育における協力体制などを議論するパネルディスカッション「国際化における高等教育のあり方と今後の展望(国際化する高等教育の基本戦略の構築)」が行われた。
 なお、シンポジウム開催に先立ち、十日夜には日本側主催の歓迎レセプションが開かれたほか、十一日夜には在日フランス大使館主催のレセプションが開かれ歓談の輪が広がった。

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