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平成21年1月 第2344号(1月14日)

気温は全国的に高かった 局地的大雨たびたび発生
  「2008年日本の気候」

 気象庁はこのほど、二〇〇八年(平成二十年)の天候をまとめて発表した。〇八年の日本の天候の特徴は次のとおり。
 年平均気温は全国的に高かった。年平均気温平年差は北日本+〇・六℃、東日本+〇・六℃、西日本+〇・五℃、沖縄・奄美+〇・四℃で、全国的に高かった。
 年降水量は東日本の日本海側、北日本でかなり少なかった。東日本の日本海側や北日本では、冬(平成十九年十二月〜平成二十年二月)の降雪量が少なかったことや春や秋に雨が少なかったことから、年降水量がかなり少なかった。
 年間日照時間は全国的に平年並だった。全国的に寡照の時期、多照の時期と変動が大きかったが、年を通すと平年並のところが多かった。
 日本海側の降雪量は少なかった。二月前半までは降雪量が少なかったことから、冬の日本海側の降雪量は少なかった。特に北・東日本の日本海側ではかなり少なかった。
 各地で局地的な大雨がたびたび発生した。六月には梅雨前線により九州などで、七、八月には、上空の寒気や湿った気流などにより、各地で局地的な大雨がたびたび発生した。
 特に、「平成二十年八月末豪雨」により、中国地方から東北地方にかけての広い範囲で家屋の浸水など大きな被害が出た。
 東、西日本では夏季に高温・少雨だった。梅雨の明けた七月には、局地的な大雨はあったものの、東日本、西日本では降水量はかなり少なく、気温もかなり高かった。
 地域差の大きかった梅雨入り、梅雨明け。梅雨入りは、沖縄・奄美と東北地方ではかなり遅く、東日本と西日本ではかなり早かった。梅雨明けは早いところが多かったが、北陸地方と東北南部ではかなり遅かった。
 台風の発生数、接近数、上陸数は、ともに平年を下回った。
 年間の台風発生数は二二個(平年二六・七個)、日本への接近数は九個(平年一〇・八個)、上陸数は〇個(平年二・六個)といずれも平年を下回った。沖縄・奄美地方では六個の台風が接近し、暴風雨に見舞われた。

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