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平成20年12月 第2341号(12月3日)

エコ改修の学校2校を採択 「学校エコ改修と環境教育事業」

 環境省は、本年度「学校エコ改修と環境教育事業」の第一次採択校に愛知県豊田市の土橋小学校と大阪府堺市堺高等学校を選んだ。
 同省は、平成十七年度から、学校施設のエコ改修と学校・地域における環境教育を一体的に行うことを実施している。
 この事業の目的は、学校は教育の場であるとともに、地域社会の核であることから、地球温暖化対策を進める上でも重要な拠点。このような認識のもと、環境省では、冷暖房負荷低減のための断熱改修や、太陽光発電等の自然エネルギーの導入、屋上緑化等を効果的に組み合わせ、二酸化炭素の排出を抑制しながら、児童生徒の快適な学習環境を確保する。
 この事業は、ハード整備に加え、その改修を素材に、地域への環境建築等の技術普及や学校を核とする地域ぐるみの環境教育を展開することに特徴がある。
 環境建築及び環境教育の有識者による「学校エコ改修と環境教育事業」選定等検討会による検討を経て、そのモデル性等を勘案した結果、二校を選定した。
 今後、学校エコ改修研究会と環境教育研究会を各自治体において設置、各採択校におけるエコ改修の内容や、エコ改修を活用した環境教育の内容を検討する。
 これらの研究会の検討結果に基づいて、改修の計画・設計及び工事を行うとともに、改修を活用した環境教育を行う。研究会への参加者は、地域の建築・設備業者、地域住民、学校の先生等を広く公募する。

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