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平成20年11月 第2338号(11月12日)
■山崎飛行士、宇宙行き決定! おもしろ実験も募集
宇宙航空研究開発機構では、このたび、国際宇宙ステーション組み立てミッションに搭乗する日本人宇宙飛行士を、山崎直子宇宙飛行士に決定した。日本人では二人目の女性宇宙飛行士になる。
打ち上げは、平成二十二年二月十一日以降のスペースシャトル・アトランティス号。補給物資を搭載した多目的補給モジュールを輸送し、国際宇宙ステーションに取り付け、搬入。回収物資を地上に持ち帰る予定である。
山崎宇宙飛行士は一九七〇年生まれ。東京大学大学院工学系航空宇宙工学専攻修士課程を修了後、一九九六年に旧宇宙開発事業団に入社した。一女の母。
なお、同機構では、来年二月からの若田光一宇宙飛行士の国際宇宙ステーション長期滞在時に日本実験棟「きぼう」で試して欲しい「おもしろ宇宙実験」のアイディアを募集している。
微小重力に代表される宇宙という特殊な環境を生かし、誰もやってみたことが無いようなユニークなアイディアや、実際に宇宙で試してみなければ結果がわからないアイディアを募集。
募集期間は十一月二十日まで。@「きぼう」で試して欲しいアイディアとAアイディアを宇宙で試した場合の結果についての自分自身の予想、及び理由を書いてFAX等で応募する。来年二月中に実験候補テーマを発表する。
問合せは、同機構の事務局(〇二九―八六八―三〇七四)まで。
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