平成20年11月 第2337号(11月5日)
■実践的な国際理解教育を表彰 「馬場賞」授賞式
(財)国際教育交流馬場財団(中島章夫理事長)は、去る十月二十四日、東京・霞ヶ関の法曹会館において第一九回「馬場賞」の授賞式を行った。
同財団は、今年で二〇年目を迎える。馬場賞は、財団設立二年目より毎年執り行われている研究奨励事業で、国際理解教育に実践的で優れたプログラムに対し表彰するもので、今年は小・中・高等学校一二校から応募があり、次の三校に授与された。
▽鹿本郡植木町立桜井小学校(熊本県)=「心をつなぎ、夢を広げglobalな社会で活躍する子どもの育成をめざして」を研究主題に、小学校英語活動を通して、幅広い視点をもった国際理解教育にまで発展させている取組が評価された。
▽茗渓学園中学校(茨城県)=国際的視野を持つことやコミュニケーション能力の育成を図るための取組「クロス・カルチャル・トーク」が二六年間にわたり継続されており、その先見性と実績が評価された。
▽秋田市立秋田商業高校=生徒達の現状を把握し、そこから皮相的・観念的でない、事実として、生徒達が国際的資質・能力や技能を高める研究を展開していった点が評価された。