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平成20年10月 第2336号(10月22日)

「大学教育の在り方」諮問への対応協議
  河村私学部長・片山高等教育企画課長が説明

 日本私立大学協会(大沼淳会長)は、去る十日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷において、第四四五回常務理事会を開催し、鈴木恒夫前文科大臣の中教審への諮問「中長期的な大学教育の在り方について」への対応等、また、二十四日(金)に大阪市の帝国ホテル大阪で開催する第一二九回秋委総会の運営方針等に係わる課題協議を行った。
 大沼会長の挨拶に続いて、小出秀文事務局長は「総会に先立って、重要課題となる「大学の在り方」論について、予め内容理解と課題協議を行い、基本スタンスを確認していきたい」と語った。
 諮問内容の説明には、文科省から河村潤子私学部長のほか、片山純一高等教育企画課長、榎本 剛同課高等教育政策室長、小谷利恵私学行政課長補佐が出席して、具体的な論点を明らかにした。
 理事からは「高等教育と大学とが二通りに表現されている部分があり、少々わかりにくくなっている」「専門学校は高等教育機関に含めるのか含めないのか、区分けをしっかりする必要があるのではないか」「各大学とも教養教育の在り方で悩んでいる。教養教育についてもクローズアップするようにしてほしい」「大学全体の規模の縮小などにも触れられているが、関連して、教員の数を減らすことのできるようなことも議論してほしい」など多岐にわたる多くの意見が出された。今後は、関連する委員会等でも議論していくことになった。
 次に、第一二九回秋季総会の運営方針を小出事務局長が説明した。
 総会では、まずはじめに「平成十九年度同協会収支決算」を企画財務委員会担当理事の廣川副会長が提案説明し、承認を仰ぐ。次に、「高等教育激動期における私立大学の振興・発展方策」について、小出事務局長のほか課題関連の副会長等から提案し、協議する。そのほか、報告事項等を行って閉会となる。
 なお、総会の終了後には懇親晩餐会が催される。

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