平成20年10月 第2334号(10月8日)
■UMAP次期議長に浅原広大学長が内定
日本私立大学団体連合会の国際交流委員会(委員長=森田嘉一京都外国語大学理事長・総長)は、去る九月二十六日、東京・市ヶ谷の日本私立大学協会会員室において、平成二十年度第二回会合を開催した。
委員長の挨拶の後、報告及び協議事項に移り、はじめに、来る十二月十一日と十二日に慶應義塾大学で行われる「第五回日仏高等教育シンポジウム」、また、平成二十一年二月十二日から英国・ロンドン市内で行われる「日英学長会議」について、参加大学等の報告が事務局からあった。
さらに、今後の二国間交流の在り方について協議した。また、過去に開催されてきた日独、日加、日印などの二国間交流にも触れ、特に費用負担と担当窓口の問題について、今後の対応について文部科学省とともに検討を重ねていくこととした。
続いて、UMAP(アジア太平洋大学交流機構)については、去る六月二十日に開催された平成二十年度第一回UMAP日本委員会において、議長国について審議され、候補大学の選出を委員長一任として了承されていたが、その後、広島大学の浅原利正学長が内諾し、日本が二〇〇九年〜一〇年の議長国となることを承諾し、同氏を議長とする旨をUMAP国際事務局(バンコク)に回答している。なお、来る十月十日に開催されるUMAP国際理事会において、承認される予定である。
最後に、文科省高等教育局高等教育企画課国際企画室の氷見谷直紀室長と学生支援留学生交流室の江ア典宏室長をゲストに迎え、留学生政策並びに平成二十一年度留学生関係予算に関する意見交換を行った。
「新しい時代の中で、仕組みだけは古いままで課題は大きい」「全体の政策が矛盾している」など、委員からは、慎重かつ具体的な施策を求める意見が多数出された。