平成20年9月 第2332号(9月24日)
■各教委で改善・検討
文科省が点検 教員採用選考の在り方
文部科学省はこのほど、各都道府県・指定都市教育委員会が実施する教員採用選考の在り方等について、現在の状況(平成二十年八月二十九日)をまとめた。
点検の結果、新たな不正な行為については、大分県以外からは報告されなかった。各教育委員会では、教員採用選考等について更なる改善・検討がなされていたことが判明した。
同省では、さきに各都道府県・指定都市教育委員会に対して、教員採用選考の在り方の点検を指示するとともに、七月二十五日時点での状況の報告を求め、その結果をまとめた。
同省は、さらに八月二十九日現在の六四都道府県・指定都市教育委員会が実施する教員採用選考について取りまとめた。
これによると、全六四県市が、いずれかの点検項目について既に改善をし(六一県市)又は今後改善を検討(四五県市)することとしている。
また、七月二十六日以降の点検で新たに判明した不正行為は大分県以外ではなかった。
さらに、管理職への昇任については、三七県市が事件後に何らかの改善をし、四七県市が今後更に改善を検討するとしている。
教員採用選考の在り方等に関する点検状況は表の通り。