平成20年9月 第2329号(9月3日)
■学生の作品も輝く アジアで最大規模「グッドデザインエキスポ2008」
(財)日本産業デザイン振興会は、去る八月二十二日から二十四日の三日間にわたり、東京ビッグサイト(東京:江東区)で、「グッドデザインエキスポ2008」を開催した。同イベントは、グッドデザイン賞二次審査会後の会場を公開して行うアジア最大規模のデザインイベント。同会場の巨大な空間に、新製品を中心に、身近な生活用品から乗用車や建築まで、暮らしと社会を取り巻く、二○○○点以上ものあらゆるデザインが一堂に会した。
会場は各領域に分けれられ、デザインコミュニケーションのエリアでは、大阪芸術大学、多摩美術大学、千葉工業大学、東北芸術工科大学等、学生の作品や産学連携の取組の成果を紹介する大学からの出展ブースもあった。また、本紙でも取り上げた、大阪電気通信大学の「kikimimi(キキミミ)」(二三二五号3面参照)や、大阪芸術大学デザイン学科公認Smile Design研究会の「スマイルデザインプロジェクト」(二三二八号3面参照)等も出展した。
二十三日の午前には千葉工業大学、二十四日には東北芸術工科大学、多摩美術大学等が学生による産学連携プロジェクト紹介等のプレゼンテーションを行った。企業から学ぶ実制作工程における、学生ならではのアイデアや気づきをどのように生かしたか。プロダクトデザインについて、学生の視点から成果を交えてそれぞれが感じたことを発表した。
なお、東京工科大学の学生が運営する公式インターネット放送局「intebro」は、同イベントのステージイベントやワークショップの様子を会場内モニターで上映した。