平成20年8月 第2328号(8月27日)
■教育目標・人材育成目標を掘り下げる 北里大学で講演会
北里大学(柴 忠義学長)の高等教育開発センターは、去る七月二十八日、同大学相模原キャンパスにおいて、「教育目標・人材育成目標を掘り下げる―これからの高等教育の展望と私立大学への期待―」をテーマに講演会を開催した。
はじめに井上松久副学長の挨拶の後、「これからの高等教育の展望と私立大学への期待」と題して、文科省高等教育局高等教育企画課高等教育政策室(当時)の鈴木敏之室長が講演を行った。大学の規模・構成・配分等に応じた「きめ細やかなファンディング」の在り方をどうするかが私大の課題であり、求められるのは各大学の見識と主体性であるといった話があった。
その後、「北里大学における教育目標と人材育成目標の現状と課題」と題して、同大薬学部の石井邦雄教授が講演を行い、北里大学においては、「選ばれる大学」であるための施策として、生命科学の総合大学としてのメリットを生かした特色ある教育を展開していることなどが紹介された。
なお、講演会場には、内外の関係者ら八八人が集まった他、テレビ会議システムを通じ、四一人が参加した。