平成20年8月 第2328号(8月27日)
■学校基本調査速報
前号(二三二七号)1面記載のとおり、文部科学省は平成二十年度の学校基本調査の速報を公表した。短期大学の学生数は前年度より約一万四〇〇〇人減少し、約一七万人であることなどが明らかになった。高等教育機関のうち、短期大学と高等専門学校に係る調査結果は次のとおり。
短期大学
学校数は、四一七校(国立二校、公立二九校、私立三八六校)で、前年度より一七校減少(公立五校減、私立一二校減)。短大における私立の割合は、九二・六%となっている。
学生数は、十七万二七二六人(うち本科学生は一六万六四四八人)で前年度より約一万四〇〇〇人減少している。学生数のうち女子の占める比率は八八・九%で、前年度より〇・六ポイント上昇している。
本科学生の関係学科別構成比をみると、「教育」が二九・八%で最も高く、次いで「家政」二〇・八%、「人文」一二・四%、「社会」一二・〇%の順になっている。さらに、その年次推移をみると、「人文」と「家政」の比率は年々低下している。
本科への入学者数は、七万七三三九人で前年度より七二五七人減少している。自県(出身高校と同一県)内入学率は六三・七%で前年度より〇・四ポイント上昇している。これを男女別にみると、男子は五五・二%で前年度より〇・七ポイント上昇し、女子も六四・七%、〇・三ポイント上昇している。
教員数は、本務者が一万一千人(うち女子教員の比率は四八・九%)で前年度より四九八人減少しており、兼務者も前年度より一〇〇〇人減少し、二万四〇〇〇人となっている。
高等専門学校
学校数は、六四校(国立五五校、公立六校、私立三校)で前年度と同数である。
学生数は、五万九四四六人(国立五万三一六二人、公立四一六二人、私立二一二二人)で、前年度より六〇人増加している。学生数のうち女子の占める割合は、一五・六%となっている。
入学者数は、一万一二八八人(男子九四七一人、女子一八一七人)で前年度より一七六人増加している。
教員数は、本務者が四四三二人(男子四一五六人、女子二七六人)で、前年度とほぼ同数。兼務者は約二二〇〇人となっている。