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平成20年8月 第2326号(8月6日)

福田改造内閣誕生 文科大臣に鈴木恒夫衆院議員

 八月一日、“国民の生活改善を実感できる政策実現を重視する”福田康夫改造内閣が誕生した。注目の文部科学大臣には鈴木恒夫氏が就任した。
 鈴木大臣は、初閣議後の記者会見で、(安倍内閣時代に教育基本法の改正に当って奔走したこともあり)その改正教育基本法に規定された教育振興基本計画に予算の数値目標が盛り込めなかったことに対し「誠に残念であり、改正教育基本法の理念実現に向けて、着実に計画を実行すべく、その財源を確保したい」などと意気込みを語るとともに、教員採用に係わる一連の不祥事に「本当に腹立たしい」と述べ、教育の硬直性を打破するために教育委員会の改革も進めたい、などと決意を示した。
 鈴木大臣は昨年、“後進に道を譲りたい”と次期衆議院議員選挙には出馬しない意向を表明しており、異例の起用となった。
 〈大臣のプロフィール〉
 ▽昭和十六年二月十日、横浜市港北区で出生。
 ▽同三十四年、神奈川県立横浜翠嵐高校卒業
 ▽同三十八年、早稲田大学第一政治経済学部卒業。
 ▽同年、毎日新聞東京本社に入社。政治部記者。
 ▽同五十九年、河野洋平代議士の秘書。
 ▽同六十一年、衆議院議員選挙に初当選後、平成十七年九月まで衆議院議員選挙に通算六回当選し、その間、文部政務次官、衆議院文教委員長、文部総括政務次官、党政調副会長、党国会対策副委員長などを歴任している。
 なお、五日には副大臣として、松野博一衆院議員と山内俊夫参院議員の二人が決まった。

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