Home日本私立大学協会私学高等教育研究所教育学術新聞加盟大学専用サイト
教育学術オンライン

平成20年7月 第2325号(7月23日)

オリンピック柔道チーム受け入れ キューバとの友情の絆で

 (学)京都外国語大学(森田嘉一理事長・総長)は、八月八日開幕の北京オリンピック出場のキューバ共和国柔道チームの事前調整合宿で来日する代表選手団を受入れることになった。
 期間は、男子チーム(監督・コーチ等含め一四名)が七月二十五日から七日間、女子チーム(同一六名)が七月三十一日から五日間の予定。京都市内のホテルに宿泊し、キャンパス内の体育館で午前中は柔道練習、午後は身体トレーニングにあてる。
 京都外国語大学(堀川徹志学長)とキューバは、長年、スペイン語学科並びに京都ラテンアメリカ研究所を中心に教育・学術など幅広い交流を重ねてきた。二度にわたりカストロ議長の子息、キューバ科学技術評議会評議員のフィデル・カストロ・ディアス・バラルト氏を迎えた講演会の開催や、キューバ人民権力全国議会のアラルコン議長を迎えるなど、人物交流を通しての相互理解は深い。
 信頼関係を礎に、このたび、キューバ側は柔道の発祥の地・日本で、そして日本人の心のふるさと京都で、柔道チームの直前合宿を実施したい旨を同法人に要請。森田理事長・総長は、「歴史と文化のまち京都で、精神面での高揚を期し、リフレッシュして北京に乗り込みたいといったキューバの人々の熱い思いに応えたい」と快諾した。
 体育系と違って外国語大学ならではの受入れをしようと、キューバチームの合宿期間中、スペイン語学科の学生らが、選手たちに不都合をかけまいと多方面での支援体勢を計画している。

Page Top