平成20年7月 第2322号(7月2日)
■ものづくり技術者公募 産学連携の人材育成狙う
文部科学省はこのほど、「産学連携による実践型人材育成事業―ものづくり技術者育成―」の平成二十年度の新規公募を行うことになった。
この事業は、地域や産業界と連携した実験・実習と講義の有機的な組み合わせによる教育プログラムの開発・実施を通じ、ものづくり分野を革新させる高度な知識及び確かな技術を併せ持ち、ものづくり過程の全体を見渡し技術の目利きをすることのできるものづくり技術者を育成する。
そのための教育プログラムの開発を、大学・短期大学、高等専門学校に委託する。同省は「ものづくり技術者育成支援事業」を平成十九年度から実施している。
申請件数は、申請する大学等が単独で実施するプロジェクト(単独プロジェクト)及び申請する大学等が他の大学等と共同で実施するプロジェクト(共同プロジェクト)のそれぞれ一件まで。
選定件数は五件程度。事業の実施期間は、原則として三年間を予定している。プロジェクトの事業規模の上限額は年間概ね一五〇〇万円程度(三年間継続)。
申請内容の詳細については、「産学連携による実践型人材育成事業―ものづくり技術者育成―申請書作成・記入要領」を参照のこと。申請書提出期限は平成二十年七月三十一日(木)まで。
なお、採択されたプロジェクトについては、その効果的・効率的な推進に資するため、必要に応じて「ものづくり技術者育成推進委員会」による事業の実施状況調査の実施を予定している。
事業終了時には、「ものづくり技術者育成推進委員会」において、最終評価を行うことになっている。
▽問い合わせ先
文部科学省 高等教育局専門教育課科学・技術教育係(担当:高橋、河野)
電話:〇三―五二五三―四一一一(代表)(内線二四八五)