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平成20年7月 第2322号(7月2日)

JGSS国際シンポジウム 東アジア社会調査の発展 大阪商業大学

 JGSS(日本版総合的社会調査:Japanese General Social Surveys)プロジェクトは、日本人の日常行動と生活意識を継続的に調査公開することで社会科学の発展に貢献することを目的としている。大阪商業大学比較地域研究所が、一九九九年から文部科学省の「学術フロンティア推進拠点」の指定を受けて、東京大学社会科学研究所を主な協力機関として進めている。研究代表は、谷岡一郎(大阪商業大学理事長・学長)と仁田道夫(東京大学社会科学研究所教授)である。
 二〇〇八年六月七日と八日の二日間にわたって、JGSS国際シンポジウム(「東アジア社会調査の発展―EASS二〇〇六家族モジュールの結果」)が大阪商業大学で開催された。初日には、シカゴ大学のGSSディレクターであるトム・スミス氏の基調講演をはじめ、「JGSS公募論文」の優秀論文受賞者による研究報告、JGSSメンバーによる研究報告がなされた。
 二日目には、EASS(東アジア社会調査:East Asian Social Surveys)の共同実施機関である韓国、台湾、日本、中国の代表者によるパネルディスカッション(東アジアの家族の比較)がもたれ、フロアも参加して活発な意見交換が行われた。続いて、二〇〇六年のEASSに基づく、五つの研究報告が発表された。なお、EASS二〇〇八年に「文化とグローバリゼーション」、二〇一〇年に「健康」をテーマとして実施する予定である。

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