平成20年7月 第2322号(7月2日)
■半世紀の節目を厳かに祝う 沖縄キリスト教学院50周年
去る六月十四日沖縄キリスト教学院(大城進一理事長:ランドルフ・スラッシャー同学院大学長)の創立五〇周年記念式典と祝賀会が同学院において開催された。国内外で活躍する卒業生、来賓、学院関係者等、約二五〇名が参加。弦楽四重奏、聖歌隊による讃美歌合唱などが行われ、厳かな雰囲気の中、創立半世紀の大きな節目を祝った。大城理事長は建学の精神に沿った「平和の希求と社会貢献」「開かれた大学」を強調、スラッシャー学長は今後の大学運営を展望し「世界的視野を持ったピースメーカーの育成」を訴えた。
先の大戦で焦土と化した沖縄県復興のため、同学院は、一九五七年四月、キリスト教精神を身に付けた人材育成を建学の精神として創立された。当初、キリスト教学科第一期生一四名を迎え、教会の礼拝堂を教室代わりにスタートした同学院も、その後、英語科・保育科の“キリ短”(沖縄キリスト教短期大学)へと成長、二〇〇四年には人文学部英語コミュニケーション学科を有する四年制大学を開設、更に二〇〇八年には大学院を設置。その間の五〇年間で一万人以上の卒業生を社会に送り出している。
祝賀会では、学生らによる琉球舞踊で会場が盛り上がる中、琉球大学の岩政輝男学長はじめ、多くの来賓の祝辞が述べられ、五〇年の歩みが祝福された。