平成20年7月 第2322号(7月2日)
■ワーキンググループで検討へ 認証評価制度の課題
中央教育審議会大学分科会の認証評価特別委員会は去る六月二十六日、文部科学省内の会議室で第二回会合を開き、自己点検・評価、認証評価について二大学からのヒアリングを行うとともに、認証評価制度に関する課題等を審議した。
ヒアリングでは、金沢工業大学と関西学院大学のPDCAサイクル強化等への具体的な取組みなどが発表された。
一方、認証評価制度についての課題では、@同制度の目的・役割の明確化、A同制度の実施の在り方(判断水準の明瞭化、評価機関の評価作業の円滑化・効率化、連携・協力体制など)、B分野別評価の導入・普及(日本学術会議との連携による分野別質保証に関する成果を踏まえた評価基準・評価方法の見直しなど)、C評価機関の形成・支援などが挙げられ、今後、ワーキンググループでアンケート等を行った上で取りまとめ、夏以後に審議を深めていくことになった。