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平成20年6月 第2321号(6月25日)

地域との連携を一層強め 65周年記念式典を開催

 鶴岡学園(鈴木武夫理事長:北海道文教大学)は、去る六月八日、北海道恵庭市の鶴岡学園本館において、創立六五周年記念式典および祝賀会を開催した。
 式典では、鈴木理事長が、「学園の行方を展望すると『変えてはいけないもの』と『変えなくてはいけないもの』を峻別して進まなければならないが、本学園の基本的な理念である『実学を通して実践的に社会に貢献する人材の育成』という観点は不変であることを確認しておきたい」と式辞を述べた。また、「地域社会との連携を一層強め、地域の発展に寄与することによって、学園が成長することを目指したい」と抱負を語った。
 続いて、渡海紀三朗文部科学大臣(代読)、佐々木正峰(独)国立科学博物館長、中島興世恵庭市長らが祝辞を述べた。また、今年五月に竣工した同学園の本館について、概要が報告された。
 その後、場所を移して行われた祝賀会では、神ア美乃宗家神痘ャ家元らによる日本舞踊が披露された。
 同学園は、食料の乏しい戦時下に食生活の改善と栄養指導における女性の専門家養成を目指し、一九四二年に「北海道女子栄養学校」を開設。以来、「清く、正しく、雄々しく進め」と謳った建学の精神の下、一九九九年に北海道文教大学を開学し、二学部七学科、短期大学部一学科、大学院一研究科を擁する大学へと成長している。

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