平成20年６月 第2321号（6月25日）
■20年度事業計画・予算など決定 東北支部春季総会開く
日本私立大学協会の東北支部（支部長＝高柳元明東北薬科大学理事長・学長）は、去る六月十八日にホテルメトロポリタン盛岡ニューウィングにおいて、平成二十年度の春季総会を開催し、十九年度の事業報告並びに決算報告を承認するとともに、二十年度事業計画案ならびに予算案を決定した。
同総会には、同支部所属の二一大学から二六名が出席した。
はじめに、去る六月五日に逝去された田久孝翁東日本国際大学理事長を偲び黙祷が行われた。
協議に先立ち、高柳支部長は、今月十四日に起きた岩手・宮城内陸地震の被災地域に対して見舞いの言葉を述べた。次に、小出秀文同協会事務局長、当番大学である盛岡大学の望月善次学長から挨拶があった。
協議では、①平成十九年度事業報告並びに決算報告、②平成十九年度監査報告、③平成二十年度事業計画案並びに予算案がいずれも全会一致で提案通り承認された。その結果、同支部の事務研修会は、東日本国際大学の当番のもと、八月二十八日（木）～二十九日（金）に、いわき市のワシントンホテル椿山荘で開催することとなった。
その後、提案事項に移り、①定員未充足の対策、②私学振興策の展開、③質の高い教育の提供などが提案され、熱心な協議が行われた。これらの提案課題は協会本部に問題提起されることになった。
本部報告では、小出同協会事務局長が、教育振興基本計画の策定、学士課程教育の充実、平成二十年度私学関係政府予算要求と学校法人税制改正を巡る動向と課題などについて報告した。
総会終了後に行われた懇親会は、意見交換や情報交換が行われ、有意義な機会となった。
