平成20年６月 第2321号（6月25日）
■10月29日から大学経理部課長相当者研修会
委員長に佐川秀夫氏を選出
日本私立大学協会（大沼淳会長）は六月十二日、東京・市ヶ谷の（財）日本高等教育評価機構内会議室で、平成二十年度第一回大学経理財務研究委員会（大学経理部課長相当者研修会準備運営委員会）を開催した。
本年度は担当理事、委員等の改選の年に当たることから、同協会の理事会決定に基づき、前期に引き続いて原田嘉中担当理事が就任することになった。原田担当理事は「昨年に引き続きこの大役を引き受けた。皆さんのお力添えをお願いしたい」と挨拶した後、同委員会委員で去る三月十八日に逝去された名城大学の後藤皓二氏の冥福を祈り、全員で黙祷を捧げた。
その後、委員紹介（後述）、委員長・副委員長の選出が行われ、委員長には佐川秀夫文化女子大学理事・経理本部長、副委員長には相原安夫武蔵野音楽大学経理部長・教授、徳田 守金沢工業大学常任理事・財務部長が選出された。
また、任期満了に伴う退任の委員（長谷川 昭前委員長、青木 繁前委員、浦浪房子前委員）に対する謝辞が担当理事、委員長等から述べられた。
報告事項に入り、佐川委員長の下での議事が進められた。まず、平成二十年度同協会の事業計画の推進等のほか、私立大学を取り巻く諸情勢について小出秀文事務局長が解説した。
研究・協議では、主要研究課題の学校法人会計制度、私立大学財政安定化及び財務の充実策等に関わる①研究課題の設定、②最優先・最重点課題の抽出、中長期課題の整理など、調査・研究活動計画の大枠について協議した。
次に、平成二十年度「大学経理部課長相当者研修会」について、日程、基本研修、全体研修、設定課題別研修等、前期委員会からの「申し送り事項」の確認等を中心に協議した。
同研修会は、来たる十月二十九日(水)から三日間にわたり、福岡県・小倉の「リーガロイヤルホテル小倉」で開催され、その主な日程等は次のとおりである。
・第一日目／Ａ、Ｃコース：（午後）基本研修＝①学校法人・関係法令等の解説、②班別研修（学校法人会計基準のあらまし1・2、学校法人における予算編成管理・中長期計画関係課題、私立大学等経常費補助金一般補助の仕組）
・第二日目／Ａ、Ｂ、Ｃコース：（午前）班別研修〈第一日目の続き〉、（午後）総合研修＝①私立大学を取り巻く諸情勢と今日的課題（仮題）、②講演（九州地区の大学理事長、企業経営者、加盟大学の共通的課題事例発表ほか）、③情報交換会
・第三日目／Ｂ、Ｃコース：設定課題別研修＝班別研修（解説・事例発表等とディスカッションによる研修。①学校法人会計基準、②経常費補助金・会計検査院検査、③収入増加方策・支出の効率化、④学校法人の税務実務、⑤私大経営の財務分析と情報公開、⑥私立大学の社会的責任などに関わる課題ごとの研修）
同委員会の委員等は次のとおり。
担当理事▽原田嘉中（千葉商科大学理事長）、委員長▽佐川秀夫（文化女子大学理事・経理本部長）、副委員長▽相原安夫（武蔵野音楽大学経理部長・教授）、▽徳田 守（金沢工業大学常任理事・財務部長）、委員▽山田英之（北海学園大学法人経理部経理課長）、▽小柳 敦（東北福祉大学財務部財務課長補佐）、▽後藤隆尚（大妻女子大学財務センター財務グループ課長）、▽寺本純生（北里大学経理部課長）、▽鈴木 優（国士舘大学財務部長）、▽中島和彦（多摩美術大学経理部長）、▽金澤敏一郎（東京工科大学法人本部経理部長）、▽桑田佳雄（東京電機大学経理部長）、▽野田恒雄（二松学舎大学企画・財務部長）、▽瀬田高央（神奈川大学財務部予算課長）、▽白井伸昌（中部大学財務部次長）、▽田中敦夫（名城大学経営本部財政部事務部長）、▽石田順久（京都外国語大学財務課長）、▽光島善郎（追手門学院大学監査室）、▽田中長則（大阪芸術大学法人本部財務部長）、▽井倉 博（近畿大学財務部長）、▽衣松美隆（広島経済大学法人部次長）、▽中川幸広（中村学園大学法人本部財務部長）、▽小村達義（熊本学園大学法人事務局長・内部監査室長）
なお、委員会終了後には七期二八年間にわたり同委員会委員として活動され、このほど退任された長谷川昭前委員長（北海学園大学理事・法人事務局長）に感謝状が贈呈されるとともに、懇親夕食会が催された。
