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平成20年6月 第2321号(6月25日)

20年度予算案等を審議 代表者会議 磯田私学部長が諸情勢を説明

 全私学連合(安西祐一郎代表)は六月十九日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷において、第二六一回代表者会議を開き、平成十九年度の収支決算報告並びに平成二十年度の予算案について協議するとともに、私立学校を取り巻く諸情勢について文部科学省の磯田文雄私学部長から説明を聞いた。
 開会に当たり安西代表は、中央教育審議会の学士課程教育の構築及び教育振興基本計画等に関わる審議経過等を踏まえ、「私学にとって重要な局面であり、全私連として予算関連の要請活動や政策提言など、活動を強化していく時だ」と述べるとともに、「従来と比べて私学の声が反映されるようになりつつある。今まで以上に一致協力して私学振興に邁進したい」との考えを示した。
 協議に入る前に、各団体の役員等の改選により、代表者会議員が交替したことから、新メンバーが紹介された。
 協議に入り、はじめに平成十九年度の収支決算が報告され、了承された。また、平成二十年度予算(案)についても提案どおり承認された。
 引き続いて、磯田私学部長が出席して、予算・税制の関連事項として「教育振興基本計画」「平成二十一年度概算要求」「平成二十年度予算の執行」「税制」などの審議動向等を解説。また、「学校施設の耐震化」「留学生三〇万人計画」「地球温暖化対策」などについても解説した。特に、「学校施設の耐震化」では、地震防災対策特別措置法改正の要旨に触れ、「国及び地方公共団体が私立小中学校等に対し財政上及び金融上の配慮をする」との私立学校への配慮が明記されているとし、また、国立大学の耐震化率七二・七%に対し、私立大学は五一・六%と低いことを説明し、補正予算等に向けた対応等に言及した。
 そのほか、中教審の審議動向等も説明した。

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