平成20年6月 第2318号 (6月4日)
■大学院教育改革プログラム 161大学・273件申請
文部科学省は、このほど平成二十年度「大学院教育改革支援プログラム」の申請状況を公表した。
このプログラムは、平成十七年の中央教育審議会答申「新時代の大学院教育」や同十八年の「大学院教育振興施策要綱」等を踏まえ、社会のさまざまな分野で幅広く活躍する高度な人材を育成する大学院博士課程、修士課程を対象として、優れた組織的・体系的な教育組織に対して重点的な支援を行うことにより、大学院教育の実質化を推進することを目的としている。
全ての学問分野を対象とする本プログラムには、「人社系」、「理工農系」、「医療系」の区分で五月二十一日〜二十二日に受付し、一六一大学から二七三件の申請を受け付けた。
申請状況は、次のとおり。
▽人社系
国立大三〇大学・三七件
公立大七大学・七件
私立大三七大学・四五件であり、合計七四大学・八九件となっている。私立大の申請件数率は五〇・六%であった。
▽理工農系
国立大五〇大学・七六件
公立大九大学・一四件
私立大二六大学・二九件であり、合計八五大学・一一九件となっている。私立大の申請件数率は二四・四%であった。
▽医療系
国立大二六大学・三二件
公立大九大学・一〇件
私立大二二大学・二三件であり、合計五七大学・六五件となっている。私立大の申請件数率は三五・四%であった。
全分野の合計では、私立大の申請大学数率は四六・〇%、申請件数率は三五・五%であった。