平成20年5月 第2317号 (5月28日)
■ユビキタス特区決まる 札幌市と留寿都村に委託
総務省はこのほど、ICTの国際競争力強化のため「ユビキタス特区」事業を推進するプロジェクトの委託先候補を決定した。
この事業は、国際的に優位にあるユビキタスネットワーク技術等を活用し、世界の需要に応えうるICTサービスの開発・実証プロジェクトを「ユビキタス特区」地域を中心に集中的に実施する。我が国ICT産業の国際競争力を強化することが目的。
今回、ユビキタス特区の委託先候補に決定したのは、「マルチワンセグメントサービスの実証」プロジェクト。実施地域は北海道札幌市、留寿都村(代表機関・札幌総合情報センター株式会社)。平成二十年度の予算額は三億円程度。
実施の内容は、複数のセグメント放送を連結して配信する技術を実証する。さらに、デジタル放送波を直接受信できない地域や空間で、多様なワンセグ放送の展開可能性を実証する。