平成20年5月 第2317号 (5月28日)
■高島平に活力を コミュニティ・カフェをオープン
大東文化大学(渡部 茂学長)は、去る五月十八日、同大板橋キャンパスに隣接する板橋区・高島平団地内「さくら通り商店街」に「コミュニティ・カフェサンク」をオープンし、セレモニーを開催した。
式典では、渡部学長が「カフェサンクのオープンにより『高島平再生プロジェクト』が本格始動する。本年度、創立八五周年を迎える大東文化大学と高島平団地は、半世紀近くにわたり共にこの地で歴史を刻んできた。地域活性化のために、大学と学生の英知を集めて協力させていただきたい」と挨拶した。続いて、渡部学長、坂本 健板橋区長、学生代表、地元市民代表、高島平団地二丁目自治会長、UR都市機構東日本支社長、東京消防庁志村消防署長らが、カフェの前でテープカットを行った。
坂本板橋区長ら関係者の挨拶があり、志村消防署長から同大学生ボランティアで結成される大東文化大学レスキュー隊へのユニフォーム貸与も行われた。
式典の後、地元の高島第二小中学生による「大江戸舞祭り」などが行われ、会場となった広場はもとより、団地内からも時折住民が顔をのぞかせるなど、活気に満ちた時となった。
コミュニティ・カフェサンクは、同学大が地元市民、UR都市再生機構、板橋区と協力して進めている「高島平再生プロジェクト」の拠点として期待されている。団地内には、今春より一六名の同大学生および留学生が住み、多世代共住・多文化共生を目指している。
カフェサンクでは、次のような利用が予定されている。
@留学生を含む学生・大学教職員と地元市民が相互に学び合い、教え合う空間の提供。A大学と地元市民との交流に寄与する映像・音響・展示品を用いた各種文化行事の開催。BミニFMを通した大学と地元市民との交流。C食育教育及び料理教室の開催。D高島平地域と大東文化大学との交流に寄与する発展に寄与する集会の開催など。