平成20年5月 第2316号 (5月21日)
■「英会話力」を提供 九大など国立大に
神田外語大学(千葉市美浜区)を抱える神田外語グループ・学校法人佐野学園はこのほど、国立大学法人九州大学に対して「実践的な英会話力」(特に「プレゼンテーション能力の向上」)に特化した学習法の提供を行った。
この学習法の提供は、同グループが「学習環境の提供」という観点から実施しているもので、これまでに国立大学法人東北大学、同岩手大学に対しても行っている。
「実践的な英会話力」の学習法は、学部の学生時代は英語の授業があるものの、三、四年時は専門分野の授業が中心となり、英語から離れてしまう。
しかし、大学院生になると学会での発表等で英語力が必要になるので、実践的な英語力、なかでもプレゼンテーション能力の養成は不可欠だ。
講座は@他分野の研究者同士の交流が深まり、参加者同士の親睦の場として活用されるA教室内での会話はすべて英語であるため実践的なプレゼンテーションスキルに留まらず日本人間でも英語でコミュニケーションができる―など副次効果もあるという。
同グループの広報は「各国立大学法人においては、すぐに海外での学会の機会が控えている参加者が多数います。この講座を受け、実際の成果を期待しています」と話している。