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平成20年5月 第2316号 (5月21日)

大学就職率が過去最高

高校生も改善 今春大学新卒者は96・9%

 文部科学省と厚生労働省はこのほど、今春の大学新卒者の就職率をまとめた。前年度〇・六ポイント増の九六・九%で、八年連続の上昇。調査を開始した一九九六年度以降で最高となった。
 男子は九六・六%で、女子は九七・三%。地域別では、最高が中部地方で九八・八%、最低は九州で九三・四%だった。
 両省は、国公私立の大学、短大など計一一二校から二〇〇七年度の卒業生六二五〇人を抽出。就職希望者のうち四月一日時点で就職した割合を調査した。
 文科省学生支援課は「景気回復と団塊世代の大量退職で、企業の雇用拡大が続いているのではないか」とみている。
 また、高校新卒者の就職内定率も六年連続で改善、前年度〇・八ポイント増の九四・七%だった。
 男子は九六・四%、女子は九二・四%。地域別では、福島、愛知などは九八%を超えたが、北海道は八四・一%、高知は八九・七%で地域によって差が出た。

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