平成20年5月 第2316号 (5月21日)
■千葉・東葛など7地域 都市エリア産学官連携促進で選定
文部科学省はこのほど、平成二十年度の「都市エリア産学官連携促進事業(発展型)」で【千葉・東葛エリア】ライフサイエンス事業など七地域を選んだ。
同事業は、大学等の「知恵」を活用して新技術シーズを生み出すとともに、新規事業の創出、研究開発型の地域産業の育成等に展開するための産学官共同研究を実施する。
「発展型」では、「一般型」等の終了地域のうち、特に優れた成果を上げ、今後の発展が見込まれる地域において、地域イノベーションシステムをさらに発展させることを目指している。
事業規模は、期間:一地域あたり上限二億円程度/三年間 マッチングファンド方式。
今回、選定された地域と提案の概要は次の通り。
○千葉県【千葉・東葛エリア】ライフサイエンス(先進的地域基盤技術を活用した次世代型抗体創薬システム及び診断用デバイスの開発事業化)
○岐阜県【東濃西部エリア】製造技術(環境調和型セラミックス新産業の創出)
○三重県【三重・伊勢湾岸エリア】ナノテク・材料、エネルギー(新世代全固体ポリマーリチウム二次電池の開発と高度部材イノベーションへの展開)
○京都府・大阪府・奈良県【関西文化学術研究都市及びその周辺エリア】ライフサイエンス、情報通信(ユビキタス生体計測ヘルスケアデバイス・システムの開発)
○広島県【広島圏域エリア】ライフサイエンス、製造技術(生物機能を活用した予防・診断・創薬支援技術の開発による健康産業の創造)
○香川県【高松エリア】ライフサイエンス(特徴ある糖質の機能を生かした健康バイオ産業の創出)
○長崎県【長崎エリア】ライフサイエンス(非侵襲センシング技術を活用した人に優しい予防・在宅医療システム)