平成20年5月 第2315号 (5月14日)
■20年度科学研究費補助金 私大の総額258億3077万円
一面に記載のとおり、平成二十年度の科研費配分額(新規採択+継続分)が決定した。私立大学には全体の一五・二%に当たる二五八億三〇七七万円(対前年度約三億八〇〇〇万円増)が配分された。
左表は、科研費の配分を受けた全私立大学五〇八校を配分合計額(直接経費+間接経費)順に並べたものである。
科研費全体のうち、直接経費(奨励研究、研究成果公開促進費を除く)は一三八一億二三七四万円(対前年度七三億九九六八万円減)、間接経費は、三一六億七〇三万円(同二九億九五〇二万円増)となっており、私立大学にはそれぞれ一四・八%、一六・九%が配分され、合計二五八億三〇七七万円となっている。
一方、国立大学には、全体の六七・六%に当たる一一四七億二七九九万円、公立大学には、全体の四・九%に当たる八三億一八三八万円が配分された。また、短期大学や高等専門学校、企業等の研究所などには全体の一二・三%に当たる二〇八億五三六四万円が配分された。
なお、国立大学への配分合計額上位三校は、@東京大学一八七億五〇三一万円、A京都大学一三一億八二九九万円、B東北大学九六億八七七六万円となっている。また、大学等別の採択率上位三校は、@一橋大学(採択率四八・六%)、A東京外国語大学(四五・九%)、B愛知県がんセンター(四三・一%)となっている。