平成20年4月 第2313号 (4月23日)
■フランス・モード展開く 服飾博物館コレクションより
(学)文化学園(大沼 淳理事長)は、日仏交流一五○周年を記念し、東京・代々木の文化学園服飾博物館において六月十四日まで「フランス・モード―十八世紀から現代まで―」を開催している。
同博物館のコレクションの中から、フランスで製作・着用された十八世紀中頃から二○世紀の衣装等を展示している。
同企画展開催に先立ち、去る四月十六日に同博物館において、関係者を招待した内覧会が行われ、大沼理事長、株式会社鈴乃屋の小泉章代表取締役社長、森ビル株式会社の森 稔代表取締役社長、東京国立博物館の佐藤禎一館長がテープカットを行った。
その後開かれたレセプションでは、はじめに大沼理事長が挨拶に立ち、会場の出席者への感謝の言葉とともに、「二十一世紀の先進国は科学技術はさることながら、ファッションがますます重要となる。ファッションを通じての文化の確立がグローバル化に向けて極めて大事なことになる」と、同企画展における国際文化交流の重要性について述べた。続いて、文科省のコ永 保研究振興局長、オーストリア大使のユッタ・シュテファン・バストル女史ら来賓が祝辞を述べた後、国土交通省の本保芳明総合観光政策審議官の乾杯の発声で、華やかな会場に歓談の輪が広がった。
五月十六日からは、パリ市において、同博物館所蔵の近代・現代日本のきもの六○点を紹介する「バガテルきもの展―花・草・木の文様―」も開催される。